不思議な絵に惹かれて購入しました。
丸と三角を組み合わせた図形的なおひめさまが頭と同じ形の球に乗ってお散歩しています。お付きの者たちも丸と四角の組み合わせで、積み木でできた人形のようなビジュアルです。
文章はリズミカルかつ上品な感じ。声に出すと心地よく響きます。
お散歩の途中、アクシデントに見舞われたおひめさま。なんとか元の散歩道に戻ってくると…衝撃のシーン!
その場面がすごく気に入って、この絵本の世界の虜になってしまいました。
しかし、小学校の読みかたりに持っていくと賛否両論。「怖い本では?」と感じる子もいるようです。
私としては、このどんなに壊れても何事もなかったかのように回復可能な世界に妙な安堵感を覚えるのですが…
うんと小さい子か、大人でこのようなものが好きな人に向いているのかもしれません。
お気に入りの一冊なので、星5つにしておきますが、年齢選択は「大人」にしておきます。