表紙を見ればわかるとおり、写真絵本です。
写真は吉村和敏さんが撮っています。装丁は杉浦繁茂さんでした。
朝っていうと白い世界を思い浮かべてしまうのは、私だけでしょうか?
この絵本で描かれている(撮られている)あさの世界は夕焼けのように赤い空やオレンジっぽい空が多かったです。
「朝焼け」って言葉もありますもんね〜。(でも、日本で見る朝は黄色っぽい白っぽい世界のことが多いと思います)
撮影場所を見ると吉村さんの活動拠点であるカナダが多かったです。
谷川さんの「朝」の詩は、1つ1つの短いフレーズにいろいろな朝の顔が見えてきて、素敵でした。
音的に一番好きなところは、
「まぶしい まぶしい まぶしい
きょう はじめてのきょう」
ここを声に出して読むだけで、「うんうん。朝はまぶしいよね〜」って、思ってしまいました。
写真がとってもきれいなので、小学校の高学年以上のお子さんたちから中学生、高校生に紹介したい作品です。