一冊の絵本が4つ(ぼく、パパ、ママ、キティ)に分かれていて、それぞれページをめくるごとにお話も連動しているという珍しい作りの本です。お話自体は休日の一日なのですが、家族のひとりひとりがそれぞれに過ごしており、リンクする部分もあったりしておもしろいです。一人分を読み進めるもよし、それぞれを1ページずつめくっていくもよし、幾通りもの読み方があります。はじめは「どう読めばいいのかなあ」と戸惑いましたが、子どもの方が自由気ままに読んでいるのを見て「ああ、これでいいんだな」と教えられました。親子で楽しめる一冊です。個人的にはパパがごはんを作ってくれるところがいいなあと思いました。