おそらく美しい姫なら王子のまわりにいたことでしょう。
その王子を魅了したのは「白鳥の女王」
ツヴェルガーの描く女王は美しさの上に凛とした強さを感じる佇まい。
登場のシーンから目を奪われます。
王子に裏切られたと思い去っていくところでも
その強さと美しさは損なわれていません。
ページをめくるごとに
シンプルで美しい装飾をほどこした楽譜が目にとまります。
こういう楽譜で演奏してみたいです。
朗読と音楽のCDがついているので
聞きながら絵をゆっくり眺めるという贅沢なことができて嬉しい。
この女王なら王子とともに戦い 魔法使いに打ち勝っても納得です。
王子と女王は「すえながくしあわせに暮らしました」
にほっとします。