ピンクの目立つ表紙に惹かれて、図書館で借りました。
たまごねえちゃんに妹ができ、頭にかぶっている卵のカラをお父さんに預けて、はりきってお世話をします。が、小さい子の面倒を見るって大変!すっかり疲れきって、またカラをかぶり、お父さんに抱っこしてもらう…。
超パパっ子かつ、今年お姉ちゃんになった我が家の3歳の娘も感情移入しやすかったようです。何度も読んで!とせがまれます。妹のお世話にヘトヘトになったたまごねえちゃんの場面では、表情がおもしろいのか、いつもクスクス笑っています。
明るくテンポよく描かれている父と娘、姉と妹の関係。
絵もハッキリしていて可愛い。
でも、たまごねえちゃんを見守るお父さんがちょっぴり切なそうだったり、妹がかわいくて「しっかりしなきゃ!」と頑張ってはみるものの、やっぱりまだまだお父さんに甘えたいお姉ちゃんの気持ちの動きが読み取れて、ジーンときました。
「おねえちゃん あっち あっち」
「はいはい。おとうさん あっち おねがいね」
「はいはい」
素敵なラストシーンに、思わず顔がほころびます。