公園。
このご時世、その存在すらいとおしく、惹かれました。
子どもたちが無邪気に遊ぶ、何とものどかな光景。
でもでも、表紙の絵の右上に異様なものが描かれていますね。
ここは、おにがはら公園ですって。
鬼?
そう、なんと、鬼のお腹の上の公園。
大きないびきが聞こえる彼方には、鬼の口!?
そう、むにゃむにゃ、と起きたら逃げなくては、という次第。
ちょっと変わった鬼ごっこの様相です。
そして、とうとう、ハプニングが。
鬼の目の涙で、物語は動き出します。
このストレートな表現が感動的です。
その後の展開もほっこり。
変化球な展開ですが、さわやかな読後感です。
幼稚園児くらいから、感じ取ってほしいです。