これは戦争時代に本当にあったお話です。
戦争は人や家・町を破壊してきたけど・・自分の力ではどうすることも出来ない動物の命もたくさん奪っていたのです。
「ぞう」といえば動物園の人気者。
でも体の大きな動物がもし・・町の中に出てしまったら・・どうなるんだろう??と動物園の人たちは苦しい立場にたたされてしまうのです。
幾日もえさをもらえない日が続き・・振りしぼる力で芸当を見せるぞうたち。
飼育係の人はどんなに辛かったか・・・この本の一番の難点は涙で読めなくってしまうことです。
歌になったりミュージカルになったりと形を代えて悲惨な戦争でなくした大きな尊い命を語り告ぐ人はたくさんいます。
この絵本を読むことで私も語り部の一人となっているのでは・・と思い8月15日前後には必ず読むようにしています。
できれば、わが子にもわが子がまた子どもにも・・読んでいってほしいと思います。