ハトなんて、仕事の邪魔だと思っていたアンジェロじいさん。
弱ったハトを見つけたのは運命的な出逢いだったと思います。
アンジェロじいさんは、もしかしたらハトに選ばれた人だったのかもしれません。
いつのまにか大の仲良し。
ハトと友達になれるなんてすごい。
ハト(シルビア)も、なんて賢いハトなのでしょう。
気配りのできるハト。
心優しいハト。
アンジェロじいさんは、仕事を終えた頃すっかり年老いてしまっていた。最初のイメージからかなりおじいさんになっていました。
それを励ますハトのシルビア。
とってもせつない気持ちになりました。
そんな大切なシルビアに何が残せるのか。
最後の力でシルビアの巣を作った。
アンジェロじいさんは、シルビアの巣が出来上がった時、
きっととても満足した笑顔だったことでしょう。
私も考えさせられました。
私も大切な人に何が残せるのかな。
例えば、子どもに対して物ではなく素敵な想い出を残す。
人間いつどうなるかわからないから、日々の生活を大切に
悔いのないように生きたいと思いました。
アンジェロじいさんには、悔いのない死を感じました。
大人にも読んでもらいたい本です。