読書の好きなねこ、というのがポイントが高いですね。
ある片田舎の古い図書館に住むねこ。
彼の読書の様子が描かれます。
ねこが本を読む!?の世界なんですが、
本の楽しさってこんなところにあるんだ、ということが
きちんと描かれていて、図書ボランティアをしている身には
とても嬉しかったです。
子ども達にも、本を読むことでのこんなワクワク体験を是非させてあげたいですよね。
読書で開かれた未知の世界への憧れが、
彼を本の運搬用トラックに飛び乗らせます。
そして着いた先はまたまた本がいっぱいの出版社・・。
切り絵作品なので絵がはっきりしていて読み聞かせにはよさそうです。
作者は日本人ですがブラジル生まれ。
この作品は翻訳コンクールの課題図書の入選訳ということで、
調べてみると原書は
『O gato da biblioteca 』
というポルトガル語版でしょうか。
実は
『El gato de la biblioteca』
というスペイン語版も見つけたのですが・・・。
で、どの言語にも訳者がいるわけでして、???。