とうちゃんの仕事は、看板屋。
「とうちゃんは、いつもペンキで汚れているけれど、とうちゃんの描く看板はどれもみんなかっこいい。」
この言葉がいいですよね。
とうちゃんは、無骨で、職人かたぎなとうちゃんで、飲み屋で酔いつぶれて、飲み屋に迎えに行ったりすることも。
でも、そんなとうちゃんも、とうちゃんの仕事も、ぼくは大好き。
町のいたるところに、とうちゃんの描いた看板があり、ぼくも、とうちゃんみたいな看板屋になろうって思っている。
父親のやっている仕事、親の働いている姿が、子供の生活の中で、ちゃんと目に触れるというのは、いいことですよね。
そして、ぼくは、父親が大好きで、父親の仕事が大好き。
父親をそんなふうに思えるのは、子供にとって、この上ない幸せだと思う。
そんなふうに育ったぼくは、立派な大人になるだろうなぁと思う。
こういう親子関係、いいなぁ。