絵本で歳時記を作ったらこんな感じかなという絵本です。図鑑のように、春のページにはうぐいすなどの絵がついているので、春には「○○があるわね」と子どもに教えてあげられます。四季を感じることのできる日本ならではの絵本とも言えますね。
季節ごとのかばくんのエピソードには、クスッと笑えます。たとえば花見をしながらお弁当を食べていると花びらが鼻をふさいでしまい、くしゃみが出てしまうなど。同時にかばくんの季節を通しての記録でもあり、子どもはかばくんというお友だちを通して季節を感じ、大人は隣のおばさんまたはおじさんのような感じでかばくんの成長を見守るという風に楽しめる本だと思います。かばくんの絵本を読むのは2冊目ですが、とても愛らしいキャラクターだと思います。