中学生の方は「すごい!」といっていました。小4の下の子はちょっと魚の絵が怖かったそうです。(たぶんリアルすぎてかな〜)
文章らしい文は1文もありません。絵だけで見せてくれる絵本です。
海辺でふじつぼがこびりついている古いカメラを、少年が見つけたことからこの物語は始まります。
ページ数はそれほどありませんが、細部までこだわりを持って描かれているのが、読むとよくわかります。
リアルな部分、謎かけのような写真、そして、後半の海の中のふしぎの世界の部分。
それぞれが違和感なく魅せられていて、すごく良かったです。
文章がないので、読み語りなどで使うよりも、子どもたちに紹介するなら、ブックトークがいいと思います。
うちの子の反応を見ると、低学年より高学年向きです。好き嫌いがはっきりです作品かもしれませんが、個人的にはお薦めの1冊です。
そして、どちらかというと夏向きの絵本です。