字のない絵本ですが、緻密に描かれた絵が語りかけてくる絵本です。「かようびのよる」も、すごく不思議なんだけど繰り返して読んでしまうのですが、これも前作同様、毎回発見のある絵本でした。
男の子が、両親と海辺に遊びに来ていると、波に打ち上げられたカメラを発見します。それを、現像してみるとそこには目を疑うような海底の様子が撮影されていて・・・。「えー」と思わず声に出そうな写真ばかりで、子どもが写真を持って写っているのが、その写真の中にも同じように写真をもった子が写っていて・・・・。虫眼鏡や顕微鏡などで、その小さい小さい写真をみていき、あることを理解した男の子はカメラを海に返します。
前作同様子どもだけでなく、大人こそ読んでもらいたい不思議な絵本です。