不思議な話ですが、私はこの話、好きです。
パパと離れて引越しをして、新しい環境にいる“ぼく”だけれど、大丈夫。
だってぼくには見えないけれどボブという友達がいるんだもん。でもある日、
隣りに男の子が引っ越してきて、一晩考えて勇気を出して声を掛けに行ったら、
見えないボブはいなくなってしまったけれど、なんと引っ越してきた子の名前は
ボブだった! という話です。
私の最初の感想は、頑張っている“ぼく”への神様からの素敵な贈り物かな?でした。
この話でいいなぁ〜と思うところは、ぼくが見えないボブの分のシリアルを用意して
牛乳をかけてあげていても、ママは何もとがめていないだろうというところ、
そしてパパからも手紙が届くところです。みんな、頑張っているぼくを陰ながら優しく
見守っているのが感じられます。
だから、やっぱり神様からの御褒美だよという気がしてなりません。
木の人形だったピノキオが本当の男の子になったみたいに!
そして、男の子が勇気を出してお隣の子に声を掛けるところも本当に頑張ったな〜と
思いました。
そういえば、うちの息子も年少の頃、幼稚園に通う道がてら電車ごっこをしていると、
必ず“りすさん”が乗車してきたなぁ....
そして、やはり、いつのまにか“りすさん”は現れなくなったなぁ。
スラスラと読める本なので読んでみてください。男の子のかわいい話です。お奨めです。