14ひきシリーズの1作目。なかなか図書館で借りることができずに、読むのが結局最後になってしまいました。舞台は、大きな切り株から出発する家族の姿から始まります。あとで知ったのですが、この切り株は、もともとこの家族の家だったのですね。家の木が切られてしまい、新しい家を探すために森の奥めざして、引越しの旅に出ます。
いたちに遭遇したり、野宿をしたり、そんな苦難を乗り越えてたどり着いた場所は、新しい家になる大きな木。今度は窓もありますよ。木をあわせて、台所や2階・3階を作ります。みんなで協力して一つの作業をすることって大事ですよね。家が出来上がると食べ物を森から集めます。寒い冬のために集めた食べ物でいっぱいの台所を見るとなんだか楽しくなっちゃうのは私だけ?
でも私がこの絵本で、一番お気に入りのページは、実は表表紙と裏表紙なのです。
表表紙には14ひきの家の全体像が(川からひいた水道も眺めることが出来ます)裏表紙には家の中をのぞくことができるのです。やっぱり14ひきシリーズを見るのなら、この絵本を最初に見ればよかったぁ。14ひきシリーズの中で一番大好きな絵本です。