かがくいさんの大ファンです。中身を見るまでもなく即決でしました。かがくいさんは目の付けどころがとても楽しいし、何より画風がとても好きなのです。さすが、この本も私の期待を裏切りませんでした。友達が田植えを手伝ってくれるのはいい友達を持った証拠だと思います。そのメンバーがとてもユニークだと思いました。ご飯に関係しているところがやられた!と思いました。一番好きなシーンはみんなで田植えをしているところに子供たちがお弁当を持ってくるシーンです。友達が手伝ってくれて一緒に田植えをし、子どもたちがお弁当を届けに来てくれる。とても幸せな風景だと思いました。お父さんが仕事の手を休めてお弁当を届けにきた子供たちに手をあげて感謝の意を伝えているのも印象深いです。親子の仲がうまくいっている証拠だと思います。田植えはこの頃なかなか体験できないと思うのでこの絵本でイメージを膨らませることができると思います。田植えは本当に大変なことだと思います。おかかさんのように日に焼けるのは当然だろうと思います。それに、たらこさんのように腰が曲がるのもうなずけます。というのも、私は田植えを少しだけ経験したことがあるからです。本当に農業をやるのは大変なことだと思います。頭が下がります。おむすびさんたちのように交替で田植えをするシステムは素晴らしいです。助け合いの精神です。こういったおむすびさんたちのような関係はとても羨ましく思いました。皆でお風呂に入るシーンも大好きです。何んとも心まで温まるようです。田植えで疲れているにもかかわらずみんな笑顔になれるほど皆で入るお風呂はきっと気持ちが良いのだと察します。とにかく、暖かくなれて、優しくなれる絵本だと思います。