初めてみみずく探しに連れて行ってもらえた心の震え。お父さんに対する無条件の信頼。大自然に対するとても純粋な受容力。少女のとても繊細で無垢な心が、透明感のある詩に溢れています。
詩の中に、親子の会話、心のときめき、みみずくとであったときの感動が、盛り込まれていて、物語以上に饒舌な物語だと思います。
お父さんの言葉、心が伝わってきます。
この少女の一生の宝物になるような話だと感じました。
私は、子どもにこのような宝物を私損ねたかもしれない。
読み聞かせが終わったあと、心地よい余韻に浸ることができました。
詩と絵のコラボレーションが素晴らしく、読んでいてウットリしてしまう絵本です。
説明などは不要な、感じる絵本だと思います。