「まほうつかいのでし」という題名に惹かれて読みました。読んでみると、子どもの頃に読んだ話。でも、文は大石真になっているし。でも、このお話には原作があるはず。確か、小学館の日本文学全集のドイツ編に載っていたのだからと思っていたら、奥付に、ゲーテの詩が元になっているとあり、やっと納得できました。
「生兵法は怪我の元」とはこういう話をいうのだろうなと思いました。お風呂の水入れを頼まれて、止め方がわからなくて、あふれさせてしまう。
でも、私の読んだお話は、ほうきを二つに割ったりはしなかったような気がしています。もう一度、子どもの頃読んだお話を読んでみたくなりました。テンポの良いおもしろいお話だと思います。