小学校高学年の子どもたちに紹介しました。
おはなしは、中国苗族の民話で、
トーリンという若者とユリの花からあらわれた美しい娘の
愛の物語です。
君島久子さんの文章は、
とてもシンプルに淡々と情景や心情が描かれています。
音読だったり読み聞かせをすると、
文章の素晴らしさが一層よくわかり、
心打たれます。
また、赤羽末吉さんの描く世界が、とても美しく
おはなしの世界に引き込まれます。
昔話や民話には、
その国ならではの文化が色濃く表現されています。
絵本を通して、
子どもたちに昔話や民話の魅力、
そしていろいろな世界に触れて親しんで欲しいと思います。