導入部を読んで、「どんな魔法が飛び出すのかしら?」と思っていたら、思ってもいない方向に話が展開してびっくりです。
でも子供達(本当はおばあちゃん達)が、何故そうなったのかを真剣に考えたり、思い出を話したりしている様子が郷愁を誘う・・・というか、ほんのり懐かしい気持ちにもなりました。
子供らしい思い出の中に戦争が影を落としているところには、多くを語らずとも、おばあちゃん達の子供時代の大変さを感じさせ、そんな中を生き抜いてきた強さも垣間見えます。
時を超えたファンタジーはノスタルジックさ満載で、でも柔らかい空気に包まれ、ほんわかとした温かい気持ちになりました。