14ひきシリーズは私が子どもの頃に読んでもらった中でもお気に入りの絵本でした。自分が読んでいた本はボロボロになってしまったので、子どもには新たに買いなおしたくらいです。
見開きいっぱいに広がる世界は、隅々まで、丁寧に植物や昆虫たちが描かれていて、何度読んでも飽きません。
「あさごはん」は、他の作品に比べて、全体的に朝の光があふれる清々しい場面が多く、読んでいて気持ちが良いです。
野いちごつみに出かける兄弟たち。家でパンを焼くお母さん、おばあさんお姉さんたち。お父さん、おじいさんたちは外で特製スープ作り。みんなが朝ごはんのために働いて、みんなで一緒に食べる。とても贅沢な時間が描かれた「あさごはん」は、シリーズの中でも特におすすめの1冊です。