簡潔に書いてしまえば、空に浮かぶ小さな雲が、そらに漂いながら、
自分が今まで見たことのあるあこがれの物に変身していくお話です。
それは、飛行機だったり、サメだったり、木だったり・・・
最後に、大きな雲と小さな雲がくっついて、一つの大きな雲に変身。
雨を降らせることで、小さなお子さんに、雲が雨を降らせていることを
さりげなく教えてくれています。
この絵本を読みながら、実はふと思い出した出来事があります。
以前、息子とお友達が2人で公園の草原に寝ころび、
流れていく雲を見ながら、「あれは〜の形だ!」といつまでも
言い合っていたんですよね。
子供って、そういう想像する能力にとても優れているように思います。
そういったことから、まさにこれは子供の視線から描かれた、
素敵な一冊であることが証明された気がしました。
さすが、エリック・カールですね!
個人的にはオススメの一冊です。