主人公の女の子の語りで始まります。
田舎暮らしは、夜あかりを消すと恐い。
屋根裏におばけがいるようで。
物音を感じて、両親に訴えても、「ねずみだ」とかたづけられて。
ある夜、やっぱり真上の屋根裏から、物音が…。
「恐い」といいつつ、両親に証拠を見せるため、勇んで屋根裏へのぼっていく女の子。
その服装のかっこいいこと、可愛いこと。
屋根裏の犯人に遭遇しても、怖がるどころか説教をし始め、笑ってしまいました。
大好きなおもちゃを奪われた怒りは、恐怖を上回っていたんでしょうね。
終盤は、女の子と同じ気持ちで、力が入りました。
ラストのページは、親から見れば寝ぼけた娘とも見えるページ。
でも、読んだ人たちは、しっかり犯人を見ましたよ。
屋根裏には、いるんですから。