表紙を一枚めくった見開きのページ、薄いグレーにしんしんと雪が
降っていて、こんなところにも季節感があったのに気づきました。
そとは吹雪。ピューピューと強く吹く風。
だけど14ひきのおうちはぬくぬくと温かい。ストーブがシュンシュン
いう音まで聞えてきそう。
お父さんは手作りのゲームを作ってくれるし、おじいさんはソリを。
ろうそくの火で竹を暖めてしならせているところなんて、細かくてリアル。
台所ではおばあさんとお母さんがほかほかのお饅頭を。
そして雪がやんだら、外でソリしよう。
毎回読むごとに、息子と歳が近いとっくんやくんちゃんを目で追ってしまいます。
とくにとっくんが車つきのおもちゃを引いたり、おまんじゅうを欲張って結局食べきれずに残してうたた寝している姿なんて・・まるで我が子のようで、ほほえましいです。
息子はソリのところで雪に突っ込む子をみつけては
声をあげて喜んでいます。
これから子供の成長とともに、年長のネズミさんが気になってくるのでしょうか?
季節ごとに何度でも読みたいシリーズです。