絵がとても可愛くて優しくて、本当眺めているだけでもほのぼのとした気持ちになってしまいます。子供達はとにかく可愛らしい絵と色使いがとても気に入ったらしく、可愛い!と声を合わせて言っていました。絵のタッチがとっても優しい感じがするので子供達にも安心して読んであげられるし、見せてあげられます。
又お話自体も短過ぎず長過ぎずと、ちょうどいい感じのお話の長さで夜寝る前の読み聞かせの1冊にしても素敵だし、日中に子供達とのコミュニケーション作りに読んであげても素敵だと思いました。と言うのもこの絵本にはいろんな動物といろんなかばんが出て来るので、どの動物たちがどんなかばんを選んでいるかとかをじっくり見ているだけでもそこから子供達と話が膨らんで凄く素敵な子供達とのコミュニケーションの時間が持てました。
更に子供達は子供達がこんなかばんをはりねずみ君に作ってもらいたい等と想像を膨らませながら話をしていました。でもこのはりねずみ君ならどんなかばんでも作ってもらえそうですね。
後、見逃してはいけないのが、くもくんの存在。このくもくん、ただ邪魔をしているだけかと思っていたら、実際にはそうでは無くて凄くお助けマンになってくれていて、展開の優しい感じに更にホッとしました。
力強い仲間が出来てはりねずみ君は良かったですね。一人ではなかなか出来ない事でも、誰かの力を借りれば何でも可能になる。そんな事を教えてくれているような感じにも受け取れました。
可愛らしいだけでなく、子供達に読んであげればきっと何か子供達のこれからにプラスになる要素がこの絵本の中にはいっぱい含まれている気がしました。小さなお子さんでも色んな動物たちが登場する事、そしていろんなかばんが出来上がっていく事、そして動物たちが出来上がったかばんをどのように使っているかなど見て聞いているだけでも色んなことが理解出来る様なので、きっと満足してもらえると思うし、お気に入りの1冊になってくれると思います。
とっても素敵な1冊なので、お子さんにはもちろん、毎日忙しくてホッとする時間の無い大人の人にも是非読んでもらいたい、お勧めの1冊です。