こうさぎのましろは、もうひとつプレゼントがほしくて、
体に墨を塗って黒くして、サンタさんに「プレゼントちょうだい」といいます。
サンタさんは、ましろだとわかっていながら、だまされたふりをして、ましろに小さな種をあげます。
サンタさんのその大きなやさしさがいいな〜。
そのやさしさがあったからこそ、ましろは自責の念にかられるのでしょうね。
サンタさんにもらったたねは、金色のプレゼントがいっぱいなるもみの木になりました。
ましろは「かみさまの木だよ」といいましたが、
ましろの素直な純粋な気持ちがこの木を育てたんですよね。
ちょっと長いお話で、3歳の息子は途中中だるみしてしまいましたが、
ラストのプレゼントがいっぱいなっている木は夢中になってみていました。
イラストもやさしいタッチで描かれていて、静かな優しい気持ちになれます。
クリスマスシーズンにおすすめの絵本です。