『それならいいいえありますよ』や『じつはよるのほんだなは』など、澤野秋文さんの細かく描き込んだユーモラスなイラストが大好きです。こちらの絵本も、澤野さんのイラストにひかれ、手に取りました。
アイス屋のこたろうが、ある日転んだ拍子に、うっかり三途の川を渡ってしまいます。アイス作りの腕前と、持ち前の機転を生かすところなどは、「じごくのそうべえ」のお話に似ているなともいました。
澤野さんの楽しいイラストを見ていると、地獄とアイスというミスマッチな組み合わせも、なんだかぴったりに見えてくるから不思議です。アイスがとても美味しそうでした。