パパぺんぎんがうとうとこっくりしていたら、お尻に三つのたまごが。
ママぺんぎんが言います。
「これは私たちのたまごよ。赤ちゃんが生まれるまでたまごをちゃんと看ていてちょうだいね」
パパぺんぎんはたまごを片時も離さず、どこへでも連れていきます。
ところがちょっと油断した隙に、たまごがどこかへ行ってしまいました。
一生懸命探して、やっと見つけたと思ったら……。
それからの展開は、まさに親の愛は無限。
親は、我が子だと信じていたら、その子が普通よりズレていてもありのままを受け入れるのです。
軽い内容のように見せながら、とても深いお話です。