1924年にドイツで出版され、今も読み継がれているドイツの古典的な絵本だそうです。
80年前のお話なのに、少しも違和感がなく楽しく読めました。
うさぎ小学校の授業が「食べられる植物」「きつねの勉強」「イースターのたまごの作り方」「はしりかたの特訓」とか正に役立つ授業なので笑えてしまいます。
そして、何といっても秀逸なのは、擬人化されたうさぎの躍動感溢れる動きと表情です。
うさぎが、本当の人間そのままの動きをしているので、凄いバランス感覚だと感心しました。
それだけでなく、見開きのページの右側に普通の絵、左側に影絵を配置していて、とても凝ったつくりだと思います。
小学校って楽しいところだというのが、ひしひしと伝わってくる絵本ですので、特に小学校入学前後の子供のオススメです。