このお話は、日本でもよく似たものがあります。
ねこやいぬの鳴き声が、日本とはずいぶん違います。
他の動物の鳴き声も、訳者のあとがきに書いてありますよ。
同じようなお話でも、その国の特徴が出ています。
比べて読むのも楽しいと思います。
絵が細かくて、ところどころ貼り絵にもなっていておもしろいです。
最後は、いぬが家の外で、ねこが家の中で飼われるようになった由来になっています。
ねこの方が、執念深くその性格のおかげで、手柄を立てたから家の中に入れてもらえたのです。
忠誠心は、いぬのほうがあるように思えるのに、このお話ではちょっと気の毒です。