電車がすきな子が大好きになる絵本なのかなって思っていたんですが、そんな子に限らず、絵や話の展開に魅せられる絵本でした。
子ども達に読み聞かせをしたんですが、次のページをめくろうとすると、「ちょっとまって!」と絵をじっくり見る時間が必要となります。それだけ、絵にメッセージがいっぱいふくまれているんです。細かいところまで見れば見るほど、このお話のおもしろさを感じることができます。広い教室での読み聞かせとなると、それを紹介するのはむずかしいかもしれません。親子でいっしょに読むのにぴったりなのでは。
途中ではらはらどきどきの展開になって、びっくり。いもむしのれっしゃに乗ると、事故の心配もあるのねえ。なかなか安心して乗れないなあと思いつつ、いっしょに乗る仲間やまわりの景色はとっても魅力的で読む側の気持ちをハイにしてくれます。
にしはらさんの作品を読んだのは、これが初めてなのですが、ほかの作品も読んでみたくなりました。