表紙の絵とタイトルがいまだにシックリいかない絵本です。
マーガレット・ワイズ・ブラウンは素晴らしい絵本のテキストをたくさん書いていますし、林明子さんに至っては推して知るべし存在です。私が捻くれているからか、20年前にこの絵本を初めて見たときは“足の悪い男の子が努力してやっと歩けるようになったお話し”の絵本かと思ってしまいました。
原題は[Willi’s walk]ウィリーのさんぽ(?)。タイトルはこちらの方がよかったのでは?と思います。特に翻訳物は表紙の絵とタイトルって大切ではないでしょうか?
舞台は日本ではなく、ヨーロッパのどこかの町のようで、石畳の街並や広い畑や小川は私も好きな風景です。さすが林さん!と感心してしまいました。おばぁちゃんのチョコレートケーキも大きくて美味しそうです。
電話が鳴って「もしもし…」で始まる、斬新な絵本だと思います。子どもたちも学生たちもこの絵本が大好きです。もちろんわたしも!! 矛盾でしょうか?