「めっきらもっきらどおんどん」が好きな6歳息子に読んでみましたが、こちらはちょっと怖かったようで少し不評でした。それでも私としては秀逸な作品だと思うので、五つ星で!
カッパの国のお餅を食べたら、人間の世界のことを全部忘れてしまったというのが怖かったらしいです。どんなにカッパの国が楽しくても、やっぱり本当のお父さんお母さんが一番ですもんね。
おっきょちゃんが自分の布人形を見つけ、記憶を取り戻し、泣いてしまうあたりは読んでいてもつらかった。でも、ガータロや家族もいい人(カッパ?)でホッとしました。
最後はめでたしめでたしでしたが、カッパの国のことをすべて忘れてしまっていたのは良かったような寂しいような・・・でもカッパ並みに泳ぎが上手くなったおっきょちゃん、いつかまたガータロたちに出会える日が来るかも・・・
お話は勿論、挿絵も素晴らしく、幻想的な色遣いに大胆な構図、のびやかな動きなど、素敵な作品だと思います。