河童大好きな私にとって、「待ってました!」と、思わず叫びたくなるようなお話でした。
主人公の女の子が、河童の不思議な水の世界へ引き込まれてしまうのですが、見ていて私も行きたくて堪らなくなりました。まるで浦島太郎気分ですが、はたして無事に元の世界に戻れるのかが、みんなが息を飲んで見守る最大の山場。
最後は、ハッピーエンドなので、本当に読後も安心して、幸せな幻想の世界に浸れるのです。
なんといっても降矢さんの描く独特の色合い、河童の世界観は味があり、幻想的なストーリーにぴったりです。
河童好きも太鼓判を押す絵本です。
是非、夏の思い出の一冊に加えてください。