家の作りや家族の服装などを見ると、このお話の世界は昭和30年から40年代を意識して描かれているんだなぁと、思いました。縁側から庭へ続くコンクリの感じとか、屋根から伝う雨どい、庭にある小さな水道、あと、そうそう!って思ったのが台所の風景で、三角コーナーの場所とか、タオルハンガーの位置とか、まな板を乾かしている場所!
我が家も子どもの頃、母がよくこんな感じに台所に立っていたな〜と、懐かしく思い出しました。(歳がばれる……!?)
実は「くうたん」自体はもうちょっとはっきりした位置づけで描いてくれた方が読み手は納得できるかな〜っと思ったのですが、
この家族の日常の生活様式や、街並みがほんとにとっても懐かしかったので、“評価”はこんな感じになさせていただきました。
絵柄はとても好きなタイプなので、今後も作品はチェックしていきたいです。