オバケちゃんシリーズの第7作目。オバケちゃんは、古い小学校の校舎でほたるが出るという話を聞きます。見に行ってみると、それはほたるだけはなくて、火の玉でした。
普通、火の玉と聞くと「こわい」と思うのですが、「オバケちゃん」シリーズに出てくる火の玉に限ってはこわくありません。
たくさんの火の玉の中に時計つきの火の玉がいました。何だか不思議そうですよね。この不思議が何であるのかは、読んでのお楽しみです。私は読んだ後、「なるほど、そんなこともあるかもね」と思いました。
小学校1、2年からということですが、長い話に慣れてきた5歳ぐらいからお勧めします。
いとうひろしの描くオバケちゃんが実にかわいいし、松谷みよ子の文がテンポがよく、長さを感じさせません。
どの本から読んでも、オバケちゃんシリーズはとても楽しいです。あなたもきっとオバケちゃんのファンになりますよ。