主人公のぼくは、お風呂が嫌いです。
理由は色々あるけれど、目をつぶって洗っているときに後ろに何かいたらと思うと、怖くてたまらないのです。
ところが、いやいや入ったお風呂で、カッパに会いました。
カッパは、水鉄砲の仕方を教えてくれました。
次の日には泳ぎ方を教えてくれて、その次の日には友だちを連れてきてくれました。
何もしゃべらないまま色々なことを教えてくれるカッパ。
ぼくは、いつの間にかお風呂が大好きになっていました。
みんなにも、嫌いな何かがあります。
でもそれはその良さを知らないだけで、ちょっとしたきっかけで大好きになる可能性は、大いにあるってことなのでしょうね。
小さなお子さんから小学校低学年くらいのお子さんに、お勧めだと思います。