オクラの歴史や原産地、栽培方法、病害虫、利用法などを学べる学習絵本・実用書。2003年刊行。
田舎でよく食べていて、今もぬか漬けにしたり、あえ物にしたり身近な野菜だったので、アフリカからやってきた(らしい)という話はビックリ。しかも、普及したのは1960年ごろで意外と新しい。見た目もそうだが、不思議な野菜。
オクラは実際に栽培してみるとわかるが、すぐに巨大化するし、なかなか上手に作るのが難しい。欲を出して大きくしようとすると、すぐに筋張って固くなり、食べられなくなる。
産地直送の八百屋で巨大なオクラを見ると、「あれは食べられるのかどうか?」と思う。時々、筋張っているのが混じっているので油断がならない。
オクラのいろんな性質やエピソードが分かって楽しい絵本。
粘りを利用して紙漉きができたりするから、子どもの夏休みの宿題などにも面白いと思う。
(もちろん、大人がやっても楽しいと思う)
このシリーズは、いろんなことが面白くわかるので大好きだ。