これは、大正末期から昭和初期の時代を想定して
書かれた絵本です。
それはまさしく私の祖母の世代にぴったり!
娘たちとは、「あさこばあば(私の祖母の愛称)が
子供の頃はこんな感じじゃったんじゃね・・」と
言いながら、読み進めました。
目の不自由な「ふう」はお母さんと二人暮らし。
これまで自分から何かがほしいといったことのない
ふうが、お母さんに秋祭り用の着物を作ってほしいと
頼みます。それも「おひさまのようなあたたかいいろの
きもの」です。
その願いをかなえるためにお母さんとふうは・・・。
縫いあがったきものを着た「ふう」が描かれたページを
見たときは、「よかったね〜ふうちゃん。とってもかわいいよ!」と思いました。
そして、ふうのためにきものを作ったお母さんの姿を見て
「私は娘たちのために何をしてやれるのかな?」と考える
よいきっかけとなりました。