文字の無い絵だけの絵本です。
私が子供の頃に読んだ絵本なのですが、出てくる夜行列車も昔の寝台列車。
私にとっては懐かしく、息子にとっては新鮮に感じられる絵本です。
駅のシーンに始まり、列車に乗り込む様々な人々。家族連れ、スキー旅行の若者、出張に向かうサラリーマンなどなど。
そんなごくごく普通の人たちの息づかいまでが伝わってきそうな温かく素朴なタッチの絵の世界に知らず知らずのうちに引き込まれていく、不思議な絵本です。
乗り物好きでなくても自分でストーリーを想像して楽しめますよ。私も子供の頃、ボロボロになるほど繰り返しページをめくり空想で何度も旅に出ました。