上野発金沢行きEF58、今は無き夜行列車に乗るところから降りるところまでを、絵だけで表現した絵本でした。
賑やかな上野駅。ホームを歩く、家族連れやスキー客と思しき人々。出稼ぎの帰りの人たちもいるのでしょうか?
もしかするとこれは年末??そうそう昔は寝台車だけでなく、こういう普通の車両も夜行列車に連結されていたんですね。
そういえば一度だけこういうたびをしたことがあるのを思い出しました。私が乗ったあの列車にも寝台車両はあったのでしょうが当時は考えようともしませんでした。
この絵本の人たちを見て、羨ましく思ったのは、「昔は小さな子供をつれて夜行に乗るのはそれほど珍しいことではなく、周りの人もさほど気にしなかったのだろうな。」ということでした。
なんだか昔って良いなと思える一冊です。