少し大きめの画面いっぱいに描かれた表紙のヘラジカの姿に惹かれ、手に取りました。
2頭のヘラジカがツノをからませたまま骨になった1枚の写真が裏表紙にあります。
写真家の星野道夫さんが撮影したこの写真を見て、親交のあった絵本作家鈴木まもるさんが物語を作ったそうです。
大自然を生きる動物たちのドラマを描いた、スケールの大きいお話でした。
ガシン ガシンという大きなツノがぶつかる音。
グオッ グオッといううなり声。
臨場感があって、すぐ近くにいるような感覚になりました。
ドキュメンタリーを見たような満足感です。