どこがどうって面白いわけではないのですが、どこか惹かれてしまうから不思議な魅力がある長新太さんの作品です。道が、カタカナで、「ムニャムニャ」の文字を続けて道路にしているのも凝ってしるなあと思いました。降りる時のブザーの音も、「べエー べエー」でが面白いです。降りる人が透明人間のときだけ、「べエー べエー」と鳴らさないで降りたんですね。最後のメッセージ、「わからないから、おもしろいんじゃないの。そんなこと聞いては、イケマセン、イケマセン。」に、妙に説得力がありました。私への警告(?)だと受け止めるとうまくいくのかなあって思ってしまいました。