貧乏な若者と、長者どんの息子が二人揃ってたびに出かけまし
た。女の人の家に泊めてもらうことになって、長者どんの息子は
横になったかと思うとすぐにぐうぐうおおいびき。若者のほうは、
何故かなかなか眠れず、隣の不思議な光景をみてしまったので
朝ごはんに出されたお団子は、食べないでおきました。
長者どんの息子にも、食べない方がよさそうだと止めたのですが
食べてしまったので、”うま”の姿になっていまいました。
若者は、ひげの生やしたおじいさんにあい、七つの実のついた
茄子を食べさせると元に戻ると教えられ、うまの姿になった
長者どんの息子に戻すことが出来たのです。
女の人は、おにばばでしたが、二人共逃げ帰ることが出来て
運がよかったんだと思いました。長者どんも喜んで財産の半分
をお礼に差し上げようといって貧乏な若者は、お金持ちになって
幸せに暮らしたお話でした。
貧乏な若者は、おじいさんを信用したのも、おにばばの不思議な
光景をみたのも運がよかったなあと思いました。