エッツの「もりへ」「またもりへ」が好きで、他の作品もいろいろ読みたくて、娘の名前は風にちなんで付けられていることもあり、読んでみました。
「わたしとあそんで」の男の子版といった印象ですね。
シンプルな絵の表現が、美しい言葉をひきたてているような感じです。
特に、洗濯物のシーンや草むらで風と追っかけっこするシーンの表現は印象に強く残ります。
子どもの書いた素直な詩のような、シンプルだけど、わぁー、とか、あぁ、そうか、っていうような気付きが随所にあります。
最後のページまで読むと、あぁ、こどもは風の子 だね、って感じると思いますよ。
エッツらしい世界だなぁ、と感じました。