最後の魔法をふりしぼって、イスになった魔女と女の子との心温まるファンタジーです。前回「まじょのけっしん」がよかったので、図書館で続編を借りてきました。子どもたちは、今回一度読んでそのままでしたが、魔女の宅急便好きの私には、このお話がとってもうらやましくて、魔女の気持ちも分かるし、女の子の気持ちも分かるしで、今回もほろっとくる素晴らしい童話です。
イスになった魔女が、女の子に魔法を教えるようとします。魔女の声は、女の子に聞こえないので、魔法のほうきが仲介となって、魔女の言葉を伝えます。書いたり消したりと大忙しのほうき。字を間違えたり、魔女のきつい言葉をおどおどしながら女の子に伝えたりと、この優しいほうきもお話の重要なアイテムです。
ちょっと、童心に返って読んでみるのにおすすめの童話です。