私は子供の頃、よく嘘をつく子供でした。
ちょうどねずみくんのようにコップを割ってしまい、母に怒られると思った私は、誰もその場にいなかったので、一人で破片を片付けて黙っていたんです。
すると、後で私が片付けそびれたガラスの破片を父が踏んでバレてしまい、怒られたことを思い出しました。
だから、ねずみくんの気持ち、本当によく分かります。
自己保身のための嘘。
ある程度の年齢の子供なら思い付いたことがあるんじゃないかなと思います。
嘘をつくのはいけないことだよ、というよりも、
嘘をついたら苦しいんだよと、良心の呵責を上手く表現した絵本ですね。