漫画『鬼滅の刃』の映画『無限列車編』をノベライズしたもの。
漫画や映画ではギャグタッチなシーンもちょこちょこありましたが、それが小説になると、全体的にぐっとシリアスさが増します。
漫画では目の動きや動きそのものを描くことで登場人物の気持ちを表現しており、読む人によって感じ方は少し違ってくる場合もあると思います。
一方、小説の場合、その人が何を見ているのか、何を考えているのかというのを文章で表現します。
だからある程度読み手の受け取り方は統一されてくるかもしれません。
そういう違いはあると思いますが、漫画と小説、あるいは映画と小説を両方体験することで、表現の違いを感じたり、目で見たものを言葉で表すとこうなるんだ!と知ったり出来そうな気がします。
挿絵はそれほど多くないので、頭の中に広がる情景も堪能出来るかもしれません。