幼少期は電車一辺倒でしたが、5歳をすぎて飛行機が好きになってきた息子。
飛行機を作る兄弟の話ということで借りてきました。
退屈で散らかった部屋でぐーたらしている双子の兄弟。
お母さんに叱られて、渋々外に出ると、
納屋でプロペラを見つけました。
家の窓や扉、フェンス、椅子、車のエンジンなどなど、
家にあるものを片っ端から飛行機の材料にしていきます。
そしてほんとに空飛ぶ飛行機が出来上がりました。
飛行機が飛ぶシーンで息子は、
「すごいよすごいよ。ほんとに飛んだよ」と歓声を上げました。
こんな子どものように本気でモノづくりする子どもに成長してくれるといいなあという願いを込めて読みましたが、
飛行機ができあがる過程がちょっと安易すぎたかも。
息子は、飛行機の仕組みに関する図鑑も読みあさり、
この程度でほんとに空飛ぶ飛行機ができないことを既に知っています。
ライト兄弟の簡単な伝記などで、
その昔、多くの人が飛行機作りにチャレンジし、
墜落して死んでしまった人が数多くいたことも知っています。
飛ぶシーンで興奮したあと、
ちょっとだけ冷めた空気も感じました。
もうちょっと小さい子向きだったかな。