おじいちゃんと孫のお話です。
おじいちゃんと、その息子である孫のパパは、正反対の性格で
あまり相性の良くない様子。
だけど
おじいちゃんと孫は、趣味趣向がとても似ていて
馬が合うようです。
ふと
自分と母方の祖母のことを思い出しました。
いまでも好きなものや好きなこと、好きな味は
全部祖母に教えてもらったものです。
連れ合いをなくして病院暮らしのおじいちゃんが
戻りたがっている家に
孫のウルフと、行きつけのパン屋のお兄さんとで
誰にも内緒で、戻る計画を立てるウルフ。
そんな大冒険が語られる前半から
だんだんと死期を理解して、
自分の豊かな死に際の実現に向けて、最後まで意欲的なおじいちゃんが描かれる後半まで・・。
自分の思い出といくつ重ねたでしょう。
孫のウルフがおじいちゃんから受け取ったものが
今後の人生の糧になる。
人は体が亡くなっても、魂は生き続けるのだなと、感じました。